(CnetJapan)NokiaとBlackBerryの新型スマートフォン

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Nokia』『BlackBerry

iPhoneなどが浸透する前、この2大ブランドが世界的な携帯市場を牛耳っていました。
Nokiaに関してはSoftbankが中心的に取り扱いフューチャーフォン(いわゆるガラケー)などでもそこそこの人気を誇っていました!
今ではNokiaはMicrosoftに買収され国内でも滅多に見かけなくなりましたが、今回BlackBerryの新端末『Mercury』と共にスマートフォン市場に復活を目指しています!
個人的にこの2大ブランドが好きだったのでCnetさんの記事をご紹介致します★
 

■復活を期すNokiaとBlackBerry–新型スマホ発売で捲土重来なるか

 

Steve Jobs氏が2007年に初代「iPhone」を発表したとき、その革命的な全面タッチスクリーンのデザインによって、「Moto Q」や「Palm Treo」「Nokia E62」「BlackBerry Pearl」などの当時市場で有力だったキーボード搭載携帯電話は、完全に打ちのめされた。
 その当時は、NokiaとBlackBerryがスマートフォン分野の旗手で、Appleは大胆不敵な新参者だった。
現在は、iPhoneが好調な売り上げと拡大する世界市場シェアで10周年を祝う一方、モバイル分野のかつての王者たちは、自社の重要性や存在感が薄れていた何年ものときを経て、今、自らのブランド名を存続させるべく、めったにないわずかなチャンスに立ち向かおうとしている。
BlackBerryは「Mercury」という名前になるとうわさされるスマートフォン(同社の最大の特徴である物理キーボードを搭載する最新端末)を、Nokiaは「Nokia 6」(先頃、中国向けにリリースされたミッドレンジスマートフォン)をそれぞれ用意した。
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 いずれのスマートフォンも、2月にバルセロナで開幕するモバイル見本市「Mobile World Congress」(MWC)で全世界向けに発表されることが予想される。両社の成功の可能性は、それらのスマートフォンの購入に興味のある人々が、端末の価格と位置付けをどう判断するかにすべてかかっている。
 

■ライセンスへの依存
面白いのは、NokiaもBlackBerryも、自社名を冠したスマートフォンを実際には自社で作っていないということだ。Nokiaブランドを使用する権利はHMDが所有している(端末の製造は、Foxconnグループの子会社であるFIH Mobileが担当)。
BlackBerryは今でも「BlackBerry Hub」のようなプロプライエタリなソフトウェアを所有しているが、TCLという企業がBlackBerryブランドのスマートフォンを製造する権利を取得済みだ(TCLは、米国において先頃「Roku TV」で成功を収めた中国企業で、2016年には「Alcatel IDOL 4」などの端末も製造している)。
これらの企業が、NokiaブランドやBlackBerryブランドの浮沈の鍵を握ることになる。
 

■「Android」への大きな賭け
iPhoneがすべてを変える前、NokiaとBlackBerryはステータスシンボルだったが、サードパーティーのソフトウェアに関しては後れをとっていた。
苦闘するNokiaはMicrosoftと提携して「Lumia」シリーズを開発したが、うまくいかなかった(MicrosoftはNokiaブランドを10年間使用できる権利を買収したが、5年でそれを放棄した)。
一方、BlackBerryは、独自の「BlackBerry OS」が失敗に終わった後、Androidを採用し、同OSに独自のセキュリティソフトウェアを搭載した。MercuryにもそのOSが搭載される。
 Nokia 6はNokiaブランド初のAndroidスマートフォンだが、最初にリリースされた市場である中国では、「Google Play」が無効化されている。
MWCでの発表時に、われわれはGoogleの機能をすべて利用できるNokia 6、そして、Androidを搭載するNokiaスマートフォンの実際の動作を確認できるだろう。
 

■ハイエンドを目指すBlackBerryとミッドレンジに狙いを定めたNokia
 NokiaとBlackBerryは同じような野望を抱いているが、それぞれ異なる方法でその野望を達成しようとしている。BlackBerryの「Mercury」が目指すのはハイエンドだ(どれだけハイエンドなのかは不明だが、「プレミア」と言われている)。
一方、Nokia 6はミッドレンジにしっかりと狙いを定めており、中国での販売価格を米国の通貨に換算すると、約250ドルになる。われわれはNokiaブランドのスマートフォンラインアップに関するHMDの計画について詳しいことは知らないが、同社が今後3年間でグローバルマーケティングに5億ドルを投じる予定であることは分かっている。
 BlackBerryブランドの使用権を取得したTCLも今はハイエンドを狙っているかもしれないが、Alcatelの北米部門を統括するSteve Cistulli氏が米CNETに述べたところによると、今後は低価格から高価格までを網羅する完全な端末ポートフォリオを構築していく予定だという。2017年中にMercuryの低価格版が登場するはずだ。
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■購入したいと思うユーザーはいるのか
しかし、潤沢な資金が用意されたところで、それは違いをもたらすのだろうか。入念な計画によって、新たな購入者を獲得できるようになるまで、NokiaとBlackBerryの負のスパイラルを食い止めておくことができるのだろうか。
 それは何とも言い難い。
 暗黒の「Microsoft Lumia」時代、特にコスト意識の高い新興市場において、Nokiaは堅実なハードウェアを提供する低価格ブランドとして最善を尽くした。Nokiaブランドは、お買い得なブランドになった。Androidを採用した今、Nokiaがミッドレンジ市場で勝負できる可能性はある。ただし、同ブランドには内蔵のワイヤレス充電機能や金属製筐体を採用してきた歴史があるものの、カラフルなプラスチック製筐体から大幅に逸脱することがNokiaのデザイナーたちに認められていたのはずっと前のことである。そのため、超プレミアのAndroid搭載Nokiaスマートフォンを想像するのは難しいかもしれない。
 一方、BlackBerryは、同社のセキュリティソフトウェアこそが差別化要因、つまりBlackBerryは普通の消費者が欲しがるような端末ではなくビジネス用端末のためのソフトウェアだという考えにこだわる限り、アイデンティティの危機に苦しみ続けるだろう。とはいえ、BlackBerryの特徴であるQWERTYハードキーボードが、バーチャルではなく物理的な文字入力という考えを好むあらゆるユーザーにとって魅力的なのは確かだ。
 昔なら、少なくとも発売当初は、熱狂的なファンがNokiaやBlackBerryの最新携帯電話の売り上げを下支えしてくれることを期待できた。しかし、そうした熱狂的ファンを除くほぼ全員がそれらのブランドを見限って、AndroidやiPhoneなどの代替製品に乗り換えた今、これらの老舗ブランドがミッドレンジやローエンドの市場でニッチな居場所を見つけられるのかさえ、現時点ではまだわからない。こればかりは、今後の成り行きを見守るしかないだろう。

 

Source:CnetJapan